三重県名張市の特長や観光名所について
三重県名張市は、面積が約129平方キロメートルで、人口が約7万8000人の市となっています。隣接している自治体は、津市や伊賀市などとなっています。市の木はモミジで、市の花はキキョウとなっています。三重県名張市は、三重県の西部で伊賀地方に位置しています。三重県名張市の特長は、近鉄大阪線の沿線にあり、大阪都市圏まで約60分でいくことができます。したがって大阪府や奈良県のベッドタウンとなっています。1980年代前半からは開発が進み、桔梗が丘と名付けられたところを中心に、大規模住宅地が作られ人口が増加しました。このほかにもたくさんの住宅地が造成されていきました。三重県名張市は、伊賀盆地の南部に位置し、その周りにはたくさんの自然があり、季節によって鳥の鳴き声や美しい風景を楽しむことができます。三重県名張市には、近鉄日本鉄道のほかに高速バスや一般路線バスもたくさん走っています。名張市コミュニティバスも走っているので、地域の人の移動手段として重宝されています。名所や旧跡としては、極楽寺や青蓮寺があります。また美旗古墳群や滝川氏城跡などもあるので、この地域の歴史を肌で感じることができます。赤目四十八滝は有名です。
茶室に使用される襖や一般的な襖の構造の説明
茶室の小間に使用される襖には、太鼓張り襖が一般的で、それは両面を奉書紙または白鳥の子で張ったものですが、さらに極詫びとして反古紙や湊紙を張ったものもあります。一般的には下張り、上張り工程順は普通の襖と変わりませんが、襖紙は茶家各流の好みによってさまざまな模様を付したものが見受けられます。襖紙には、上張りの紙と下張りの紙があります。そして上張りには鳥の子紙、壇紙、間似合紙、奉書などの他に、箔紙、絹張りなどがあります。
鳥の子紙は、雁皮と楮の液に三亞を加えたのものを原料とした手漉きのものです。これは、越前方面や兵庫県西宮の名塩から産出したものを最上とし、色彩は無地ものとして白、茶色、黄色などがあります。奉書は昔から、上意を奉じて下に下知する文書を認めた紙に用いられるもので、純白できめの細かい紙で福井県から産します。江戸時代の初期まで、襖は絵襖が一般的で、禅僧などがかいた水墨山水画も貴族や寺院に採用されていました。
一方、一般住宅では詠草用紙を張った記録が残っています。そのあと襖紙には、紙すきのすいた雲紙、墨流し、水玉などが用いられ、唐紙師は木版を用いて群青や雲母で模様をすり出したものも作成していました。この加工は江戸、京都、大阪で行われ現在に至ります。襖の構造は木で骨を作り、両面に紙や布を張ったもので、下地の骨組みは四方にかまちを巡らし、中に通常3本か4本、横に11本から13本の組子を入れたもので、組子のうち中央の組子、横の組子に太いものを用いることもあります。
一般的に三分子、四分子、五分子、六分子などを用いています。引手を取り付ける位置に引手板を設け、また四隅には変形を防ぐ火打板を取り付けることが多いです。この骨組みに下張りを上等な襖は7回か8回、普通のもので4回か5回行い、上張りしたのち折れ釘や寄せ合いで化粧縁を取り付けます。化粧縁には白木や塗物があり、召し合わせ部分の縦縁には定規縁を作り、隙間のできないようにします。この上に襖紙を上張りして完成します。
下張り八枚張りという襖の施行は、伝統的なものの1つです。下張り、上張りをあわせ、8回の工程を経ていることからこの名が残り、両面あわすと16枚の上下張り工程を行い仕上げます。現代の一般的に用いられる施行は、骨紙張り、ベタ張り、袋張り、さらに上張りして襖紙を張る工程です。住宅公団における工事共通仕様書の在来紙襖規格でも、骨紙張り1回、ベタ張り1回、袋張り1回、これに上張りが紙張りのなかで設けられているところからも、一般的な襖の施行例が決まってきます。